基本的に競馬に関係ないことは書かない方針なのですが、今日は競馬とは無関係なゲームレビューを書きます。
ファイアーエムブレム(DS)
昨日買いました。
私にとってファイアーエムブレムは、ドラクエやダビスタと並んで歴代のお気に入りトップ3に入るシリーズで、昔はよく朝から晩まで時間を忘れてプレイしたものです。(最近はトップ3のうちの1つが脱落気味だけどw)
最近のRPGやシミュレーションゲームは、シナリオや演出が派手になっていく反面、"ゲーム"としての純粋な面白さが低下していている気がします。
頭をあまり使わないものが増えてきて、逆に脳トレとかレイトン教授のようなものが近年ウケてるんじゃないかな、と思ってしまう。
テレビゲームというものがトランプや花札の延長線上にあるものだとしたら、やはり頭を使うことは基本ですよね。全てがそうである必要はないにせよ最近は「やっている」のか「やらされている」のか分からなくなってくるようなものが多いと感じます。
ファイアーエムブレムは「手ごわいシミュレーション」というコピーで登場しただけのことはあり、ゲーム性は抜群です。何となくプレイしてると、何となく敵にやられます(笑)
かといってそんなに難しいゲームかというとそうでもありません。
知らない人はとっつきにくいかもしれませんが、脳トレにハマった方にもオススメです。見た目はRPGっぽいですが、単純に例えると"将棋"みたいなもんです。
ユニットを動かして敵陣を攻めていく感じは戦争ゲームにも似てますが、扱うのが戦車や爆撃機のような"消耗品"ではないところがイイ。
私にとって今回のリメイクは涙もので、何となく覚えていたマップもあり、何か出てくるたびに「懐かしい!」の嵐。
向かってくるドラゴンナイトに対して、カシムをどこに配置しようか、とか、ドーガを盾にして一気に囲い込もうとか、オグマ単独で乗り込むには無理があるかなとか、原作から18年経った今でもあの独特な戦略性がどんどん甦ってきて、ちょっと感動。もともと完成度の高いゲームだったんだな~とつくづく実感。
原作を何度もクリアしている私は余裕に構えていたのですが、序盤に早くも仲間がやられました。
この「しまった!」感が実に楽しい。将棋で駒を取られたときの感覚に似ています。「飛車に気をとられていたら銀を取られてしまった」みたいな。自分の思考の「甘さ」に気づかされる場面が多々あります。そういうのが味わえる分、うまくいったときの達成感もあるわけです。
「頭を使うのは嫌だ」という方はパスした方がいいと思います。他のゲームでドンチャンやってて下さいな。
自分の戦略の甘さを棚上げしてゲーム機を叩きつけるような逆ギレ人間にも無理でしょうね。
リメイク内容については、私は素晴らしいと思います。
上の画面にパラメータが表示されたり、タッチペン操作もいい感じで、DSというハード特性がバッチリ活かされています。その辺りはさすが任天堂ですね。あと、初心者向けのガイドも痒いところに手が届いていていいですね。
難易度については、以下のような点が原作と異なっています。(古い記憶なので間違っていたら失礼)
① 「後方に残したままにすると、敵の援軍が現れて不意打ちを食らうことがある」といった情報を村の人が提供してくれるようになった
② 途中にセーブスポットが用意され、最初からやり直すケースが減った
③ 相手(全員)の攻撃が届く範囲などを表示することができるようになった
④ 2回攻撃できるときは×2と表示されるなど、数値計算が不要になった
①については、原作をやった人なら教えられなくても分かることですね。初めてやる人への親切な措置でしょう。
②については、私に言わせれば「それは甘いんちゃう?」といったところですが、時代の流れですかね。やられたときにマップを最初からやり直すのはしんどいので、それを緩和した感があります。
「そんなの甘すぎるよ!」という方は、セーブスポットを使わずにプレーすればいいわけですから、これについて目くじらを立てるのもおかしな話。初心者でも腕自慢でも楽しめる素晴らしいアイデアだと思いますよ。
ただ一つだけ言わせてもらえば、これにより闘技場の緊張感が薄れてしまいました。闘技場に行く直前にセーブスポットを使えば、勝つまでやり直しができてしまいます。
原作での「お金も欲しいけど、負けたら最初からやり直しだしな・・・」みたいなドキドキ感は減ってしまいました。もちろんこれもセーブスポットを封印すれば済む話ですがね。
ちなみに中断セーブは従来通り一度ロードしたらやり直せません。
③については、原作で相手の弓矢の射程圏などを知るためにテレビ画面でマス目を1つ2つ・・・と数えた記憶がありますが、パッと見て分かるようになったことで特に難易度が落ちたことにはなりませんね。
④も③と似たようなもので、便利になっただけで難易度低下ではないですね。原作でも相手の2倍以上の素早さがあれば2回攻撃できることは把握できたので、それを自分で計算するか自動で表示されるようになったかの違いで、特に問題ありません。
こんな感じに原作よりも甘くなった部分はありますが、ゲーム自体が簡単になったという印象はそれほどありません。
原作にのめり込んだ人、初めてプレイする人、どちらも楽しめるような工夫が随所に入ったといった感じです。
そのほかには、
・お金を払って武器を強化することができるようになった(強化した武器は新たな名前をつけることができる)
・マップ開始時に配置を決められるようになった(原作でもできたっけ?)
・別のユニットに変えることができるようになった(ドーガを傭兵にするなども可能)
などがあります。
私は原作でキャラとユニット種別が完全に染みついてしまっているので、ユニットチェンジはしないですね。この辺りも新旧ユーザそれぞれでお好きなようにって感じで。
キャラクターのイラストについては賛否あるようですが、私はこれでいいと思います。
リメイクということで、甘ったるいロリ顔イラストにでもなってしまったらと心配していました。
「萌えキャラでないと感情移入できない」とか言ってる人は、本物の人間と恋愛できるのか将来が心配だ。
顔が怖いと言ってる人は、鏡見てみ。あなたの方が怖い顔してるから(笑)
そもそも領土が侵略されて家族まで失って旅立つのにニコニコしてる方がおかしいだろ。
余談ですが、ドラクエのリメイク版には「みんなで冒険するのは楽しいな~」みたいな台詞(原作にはなかった)が挿入されていてシラけました。世界観というか、緊張感が半減しちゃうんです。
「たかがゲームで緊張感?」と言われるかもしれませんが、最近は現実社会でも、残虐無差別殺人で「!」マーク多用のゴシップが使われたり、大地震のテレビ報道でカラフルなテロップが表示されたりして、なんかおかしいと思うのは私だけ?
緊張感がないというか不謹慎というか・・・。
話が脱線しちゃいました。
リメイクされても、ちょっと油断するとやられる緊張感はちゃんと残っているし、誰かが殺された場合は残りのメンバーで先のマップに進んでいくというシビアさも健在です。
感情移入して遊ぶプレイヤーがどのくらいいるのか分かりませんが、命の重みを感じるには教育上いいソフトだと思います(爆)
さすがは任天堂というか、いい意味で無難に作られています。
基本部分がしっかりできているので、細かな改善も際立っています。余分と思える追加機能もありますが、それを使わずにプレイすることもできるので何ら不満にはなりません。
私はまだ全シナリオ終わってませんが、ゲームとして100点満点だと思います。
結論としては、
原作にハマった人には間違いなくオススメです。
やったことがなくても「頭を使うゲーム」に興味のある人にはオススメ。
将棋やチェスが好きな人にもオススメ(笑)
とても18年前に作られたものだとは思えない成熟度の高いゲームです。
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